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春の日は過ぎゆく

春の日は過ぎゆく

ユ・ジテ

春の日は過ぎゆく

おすすめ度:

メーカー: 松竹ホームビデオ


『八月のクリスマス』で絶賛を受けたホ・ジノ監督の第2作。同名のタイトルソングを松任谷由美が作曲したことでも話題となった。
ラジオ番組の素材録りのため、録音技師のサンウ(ユ・ジテ)は、番組のプロデューサー兼DJのウンス(イ・ヨンエ)と小旅行をする。2人の間に恋が芽生えるが、若くストレートに感情を表すサンウに対し、彼より年上で離婚歴のあるウンスは、深い関係に踏み込むのを恐れ、次第にサンウと距離を置き始める。
痴呆気味の祖母の面倒も見て、自然に家族とともに生きている若い青年と、家族的なことを拒否して仕事に生きる女性の心のすれ違いを描く、切ないラブストーリー。永遠の恋を信じ、彼女の心変わりの原因がわからず苦しむサンウの辛さを前面に出しつつも、女性としての役割を押し付けられてしまう現実から逃れて生きているため、若い恋情を受け入れられなくなるウンスの辛さもさりげなく描き、一筋縄ではいかない人の心の繊細さを静かに描写していく。
年老いても亡くした夫への熱情を心の底で燃やす祖母の存在や、高速道路を使って会いに行く遠距離恋愛や、ふたりが録音して歩く、風になびく竹林の音や年老いた夫婦が歌うアリランの歌など、物語の本筋とは直接関わらない部分にも、叙情的な豊かさが満ち満ちている。(茂木直美)


愛していても一緒になれない
愛はいつどのように訪れるかわからないものですが、その相手と生涯を共にできるケースはとても幸せなのだと思います。
私もウンスと同様で離婚後にかなり年下の男性と恋をしたことがあります。恋はしても、結婚そのものにはほとほと懲りていたので、相手が結婚を望み始めた地点で、やはりウンスのように逃げ出してしまいました。婚家との軋轢も離婚の理由の一つだったし、離婚に至るまでの心身のダメージも相当のものだったので、彼ひとりを見つめていられた時は幸せでも、結婚によって、彼の背後に婚家の存在が見えた時に、やはりどうしても一歩を踏み出す勇気は出なかったのです。
愛が無くなった訳ではないから、実は未練はあるので時々逢いたくてたまらなくなったり、それでも相手に希望を持たせたくないから、急に心を鬼にしたり、しまいには別の人と付き合って心の隙間を埋めようとしたり…。一見身勝手に見えるウンスの行動が、私にはよく理解できました。この物語の場合、女性が離婚経験者であり、人生に対して覚めた目と臆病さを持っているのに、男性の方は年下ゆえの純粋さで、彼女をひたむきに求める点に、哀しい食い違いが生まれたのでしょう。主人公のどちらも心を切なく揺らしながら、それでもいつしか静かに愛が終焉を迎えていく様子が、淡々と押さえた演出で表現されていて、心に残りました。

ユ・ジテ氏とイ・ヨンエ氏のなにげない恋人風景。
 イ・ヨンエ氏が、ユ・ジテ氏の車を運転して、楽しそうに過ごす時間や、二人のラブシーン(キス)と、ヨンエの心が離れていく心情がうまく、演出されている。キムチの作れないという場面が二人のターニングポイントでしょうか。

 ホ・ジノ監督の世界、静かに、ゆっくりと、日常の恋人風景が描き出されていて魅了される、叉、川のせせらぎの音などに癒される反面、あまりにも、淡々とすすむので、睡魔に襲われそうになる。

 自然の風景も美しいが、ヨンエ氏の服装など色合いもけっこう、おしゃれで、芸術的な作品で、ストーリーも、映像も楽しめました。

これぞ韓国映画
なんとも美しくて切ない映画だろう。ビデオでもう5回以上は見ている。また見てもぜんぜん面白いと思う。一言でまとめてしまえば、恋の始まりから終わりまでによくあるいわゆる「心変わり」と「未練」を映像にしたものなのだけれども、そんな平凡なテーマを平凡に見せないのは、「音楽」、「自然の美」、自然体のイ・ヨンエの美しさ、純朴な青年を演じるユ・ジテの名演技などが一体となっているせいだろうと思う。いや、韓国映画のいいところを全て見せてくれました。日本でこの映画作ってもヒットしないんじゃないかなとまで思いました。
しかし、これはカップルで見たら見た後気まずくなるんじゃないかなーと思う。一人で見ることをお勧め。

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