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エクソシスト ビギニング

エクソシスト ビギニング

ステラン・スカルスゲールド

エクソシスト ビギニング

おすすめ度:

メーカー: 日活


1973年の「エクソシスト」の25年前、若き日のメリン神父と悪魔パズズとの対決を描いたホラー大作。当初はジョン・フランケイハイマー監督で予定されていたものの、死亡のためポール・シュレイダー監督が登板。しかしこのシュレイダー版に製作サイドがNGを出したため、レニー・ハーリン監督によって9割が再撮影されたという、複雑な経緯を持つ作品。
この「ビギニング」のメリン神父は、第二次大戦末期に起こった悪夢のような出来事から、考古学者に転身する。ナチスドイツの収容所での事件がメリンのトラウマになり、それが信仰を捨てる原因になるあたりの描写は、まさしく地獄絵図。名手ヴィットリオ・ストラーロによる独自の色調とアングルが、強烈な印象を残す。にも関わらず作品のトーンが大雑把で、メリンの微妙な心理の描き込みが今ひとつ足りないジレンマは感じるものの、最新のVFXを駆使して「エクソシスト」に登場したスパイダーウォークなどのディテイルもしっかり描いているあたりは楽しめる。(斉藤守彦)


正統な外伝
この作品はエクソシストの正統派の流れに組み込んでもよいと言えるのではないだろうか。
メリン神父の若かりし頃の話なので外伝的要素は否めなくもないのだが、メリン神父とパズスの出会いと初対決を描いているのは事実。

神への信仰を捨てたメリンが主役の為、最後の方まで宗教的な展開は少ないように見えるかもしれないが、何故メリンが信仰心を捨てたのか、そして如何にして信仰心を取り戻すのか。神に背を向けながらも自責の念に苦しむメリン神父の姿はひどく小さく見え痛々しい。

これは従来の神父VS悪魔という構図よりも厳しくて宗教的信仰心の核になる部分を描いているように思えてならない。

レニーハーリン復活
ドリヴン、ディープブルー、ロングキスグッドナイト、など低迷を乗り越えて今作にいたった。レニーハーリンに賛辞を送りたいと思った。特に「ドリヴン」でラジー賞総なめにしたときは正直この監督を見放していたが、今作なかなかの良作に仕上がっている。先ず前回のエクソシストのエピソード1という事だが、比較的映画の世界に入り込めた。まず教会の不可解の発掘作業や、その謎を解き明かす事がメインとなり、最後にどんでん返しとして、意外な人物が悪魔に憑依されている展開は前作の「エクソシスト」を単に踏襲することなく、オリジナル性を出しているように思った。レニーハーリンファンなら十分楽しめる作品に仕上がっていると思う。余り前作のエクソシストしてではなく別物としてみた場合良作のように、私は感じた。そもそも、この映画の監督レニーハーリン、は「ダイハード2」やランボーシリーズの構想の中で生まれた「クリフハンガー」などのB級映画監督なので、そのような事ふまえると十分彼自身の才能を生かしきったと思える。ただ、レニーハーリンの作品の中で残酷描写がきわめて目立つ作品になっているので痛快アクションを期待されるとがっかりする方もいるかもしれないが、それを除けばレニーハーリンの映画の中でかなりの良作のはずだろう。

駄作ではないけど、秀作にもならない、中途半端な出来
いわゆる、オッカナビックリな「ホラー映画」というような

安っぽさを避けよう、避けようとしてもがいている製作側の

心情が見えて、それはそれで駄作ではないです。でも、かといって、

オカルト映画の正統派を継ぐ、「ビギニング」という冠にふさわしい

出来栄えか?観客は満足か?と言うと、そうでもない。



VFXの随所にお手軽な完成度が垣間見えますし。



でも、ストーリーは、キリスト教=メリン神父 vs 反キリストの

邪悪な悪魔の数百年にわたる戦いを描き、フリードキンの名作

のオリジナルに負けない、安っぽくないオカルト映画の形には

なっています。



嫌いではないけど、中盤、かなり退屈するけど、ラストの壮絶な

戦いは、「おお!これぞエクソシスト!」って喜ばせる、なんとも

気の毒で中途半端な作品。俳優さんも私は見たことない人ばっか。



オープニングは、観客の期待をかなりもりあげまするよ。


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